新しくなった自転車のルールを知っておこう vol.2

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新しいルールで気になること

前回は新しい2つの自転車のルールをご紹介しました。
実際に施行されてから2ヶ月以上を経た現在、広く周知されることで市民から幾つか疑問も出てきているようです。今回は代表的な質問とその回答についてもご紹介してみましょう。

左側通行中にバス停があった場合は?
安全のための左側通行の徹底は理解できるとしても、実際の道路では駐車中の車があったり、バス停があったりと左側通行が難しい場合も多々あります。このような場合にどうすれば良いのか、警察からの興味深い回答をご紹介しましょう。なんと、Twitterでの回答です。

つまり、左側走行は「バス優先」や「左折専用」など、一見すると走行してはいけないように思える場合でも適用されるということです。

このつぶやきは2013年8月13日のものなので、新しいルールの施行前ではありますが、リツイートの多さからこの時期から左側走行について多くの疑問が寄せられていたことが分かります。

「内閣府令で定める基準に適合するブレーキ」とは?
この一文だけでは具体的にどのようなブレーキが適切なものなのか分からず、自分の自転車が大丈夫なのか不安になってしまうかもしれません。この適合するブレーキは、正確には以下の基準が定められています。

道路交通法
(自転車の制動装置等)
第六十三条の九 自転車の運転者は、内閣府令で定める基準に適合する制動装置を備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがある自転車を運転してはならない。

道路交通法施行規則
(制動装置)
第九条の三 法第六十三条の九第一項 の内閣府令で定める基準は、次の各号に掲げるとおりとする。
一 前車輪及び後車輪を制動すること。
二 乾燥した平たんな舗装路面において、制動初速度が十キロメートル毎時のとき、制動装置の操作を開始した場所から三メートル以内の距離で円滑に自転車を停止させる性能を有すること。

法律の条文なので少し分かりづらいかもしれませんが、簡単に言ってしまえば、「ブレーキは前輪・後輪どちらも必要」であり、「決められた距離でちゃんと止まる」性能が求められています。

前輪・後輪にブレーキが必要、という点は分かりやすいのですが、性能については一般の方が確かめることは難しいでしょう。もっとも、ブレーキの性能については、一般的なメーカーの自転車は適合していると思われるので、個々のユーザーはそれほど心配する必要はありません。

とはいえ、購入した後のブレーキの状態は乗る人が責任を持たなくてはいけません。適合したブレーキを持つ自転車を購入しても、その後メンテナンスせず、壊れた状態の自転車に乗っていれば違反となってしまいます。

自転車のメンテナンスは知識とコツが必要になることもあります。不安に思われた方はお近くの自転車ショップに相談してみると良いでしょう。

第3回に続きます。

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