「輪行」で自転車の可能性を広げよう:第2回 電車で「輪行」してみよう

前回は「輪行」の基礎知識を簡単にお伝えしました。
今回は「輪行」でもっともポピュラーな電車の利用について、詳しくお伝えします。
ルールを学んで、「輪行」を体験してみてください。

JRの場合

「輪行」についてJR各社は統一のルールを持ち、ルール内での持ち込みは無料となっています。

ルールの根拠となるJR各社の手回り品に関する規則の中から「輪行」について記されている部分を抜粋すると、以下の3点がポイントになっていることが分かります。

 


「列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り」

「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車内に2個まで持ち込むことができる。」

「自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの」

一見すると具体的な状況がよく分からない「列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り」という項目。分かりやすい例を示すと、混雑時には「輪行」が断られることを意味します。混雑時だけでなく交通機関側の判断で輪行NGなさまざまなケースが考えられるため状況に応じて駅員に確認することが必要となります。

「専用の袋に収納」は「輪行」のルールのもっとも大事なポイントです。収納の意味することは自転車が完全に袋の中に収まっていることです。輪行袋を使い、サイズが規定内に収まっているからといっても、ハンドルやサドルなど一部が収納できていなければルール違反となります。また、「専用の袋」と記されているので、仮にきちんと収納されていたとしても、ゴミ袋などはNGです。同様にいくら小さく畳める折りたたみ自転車でも、輪行袋に収納されていなければ持ち込むことはできません。

解体については前回の記事をご覧ください。仮に解体や折りたたみせずにサイズ内に収まる自転車でもあっても、解体や折りたたみができなければ「輪行」はできないことがポイントとなります。

私鉄など

JR各社は統一した輪行のルールを持っていますが、私鉄は各社それぞれのルールで「輪行」を許可しています。有料となる場合もあるので、輪行する場合には事前の確認が必須です。

サイクルトレイン

「輪行」とは少しことなりますが、自転車を分解したり、収納せずにそのまま載せられる場合もあります。観光のためや地域住民の利便性のためなど、目的はさまざまで運行形態も限定された時間のみ、という場合もあります。
サイクルトレインはうまく活用できれば、とても楽に自転車を運ぶことができます。対応している鉄道会社は多くはありませんが、事前に情報収集しておきたいですね。

次回は鉄道以外の公共交通期間についてご紹介します。