【自転車通勤しよう】 第1回「初めて購入する通勤用自転車」

満員電車のストレスが回避できて、シェイプアップにも効果抜群の自転車通勤をする人が増えています。ただし予想外の雨や残業後の夜間走行などの備えが必要で、さらに駐輪場所、走行時の衣類や携行品など、知っておかなければならない知識も多いのです。そこで自転車通勤をするにあたってのノウハウを7回の連載でまとめてみました。

「自転車ツーキニスト」という言葉が誕生するほど自転車を使った通勤や通学が話題になっています。とりわけ首都圏では東日本大震災後に自転車通勤をする人が急増しました。

連載の第1回は、「どんな自転車が通勤に適しているか」をご紹介します。20分ほど、距離にして5km前後の自転車通勤なら、いわゆるお買い物自転車と呼ばれる車種で問題はないですが、それ以上になるともっとスポーティな自転車のほうが快適に、しかも短時間で走ることができます。

スポーツタイプの自転車をお持ちの人はそれでこと足りますが、初めて購入する場合は通勤用としてうってつけの車種を選ぶことから始めましょう。毎日の移動手段としての自転車を選ぶ場合は、趣味やフィットネスとはちょっと違ったポイントが重要になってくるのです。

パンクしにくいタイヤ


通勤時のパンクは遅刻の原因にもなります。慌てると事故に遭う可能性も高くなるので、パンクしにくい丈夫なタイヤを装備したものを選びましょう。一部のタイヤメーカーからは、特殊な素材で耐パンク性を高めたものが発売され、メーカー各社はそれを通勤用自転車に採用しているのです。

一般的には、空気容量の多い太めのタイヤがベストです。路面抵抗はわずかに大きくなりますが、それよりもパンクしないことが絶対条件だからです。そして一番大切なことは空気圧を定期的にチェックして、タイヤがへこんだ状態で乗らないこと。空気圧が適正でないとパンクしやすいのです。

赤信号で楽に停車できる

自転車通勤のコースにもよりますが、街中を走る場合は信号が多く、郊外でサイクリングするときよりも停車する回数が多くなります。そのため停車時に路面に足が着地しやすいもののほうが通勤用自転車にふさわしいと言えます。信号の少ないサイクリングコースなどをハイスピードで疾駆したいならロードバイク。オフロードをアクティブに走りたいならマウンテンバイク(MTB)ですが、街中の通勤では路面に足が着きやすく、取り回しも楽なクロスバイクがおすすめです。

ゆったりとした乗車姿勢

ポジショニングとしては、上半身の傾斜が緩やかになるように、ゆったり目のものをオススメします。周囲の安全確認も容易で、操作性も高くなるので不意の障害物を回避することも容易になります。このあたりは専門知識が求められるので、自転車を購入するショップに相談するのがベストです。

手持ちの自転車を改良

手持ちのロードバイクやMTBを通勤用自転車として併用するときは、ロードバイクなら太めのタイヤにしたり、MTBならスリックタイヤにするなど改良することで通勤用自転車としてうってつけになります。


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自転車は用途に応じてさまざまなタイプが存在する

スポーツタイプの自転車は大きく分けてロードバイク、MTB、クロスバイクの3つ。これらの自転車を購入する際は6つのポイントをチェックしながら検討すると、目的に応じたベストチョイスができるはずです。当然のように車種によって6項目の重要度は変わってきますが、よりスポーティなロードバイクやMTBは上段寄りのポイントが重要な要素となり、街乗りや通勤・通学自転車は下段寄りが重要です。

価格

自転車は30年前とほとんど販売価格が変わっていませんが、業界団体や製造メーカーの努力により安全性や耐久性が日々向上している優良商品です。5万円ほどの予算で街乗りや通勤などで便利なクロスバイクが購入できるのです。長距離サイクリングやレースでしっかり乗りたいなら、8万円前後の入門用ロードバイクを。もちろん通勤用としても利用できます。

10年前ならツール・ド・フランスに出場するようなプロ選手が使っていたカーボンモデルも、開発競争によって10万円台に落ち着いているのが特徴です。オリンピック選手が乗る競技用でも100万円台で購入できるのが自転車の魅力です。F1マシンは買えませんが、最高峰のレースで使える最高級マシンが買えるのです。


TREVISO=11万9000円 問合せ:ピナレロジャパン

ショップ選びのコツ

  1. 自転車を購入するショップは、商品の安さだけで決めるのではなく、どんなふうに楽しんだらいいかというソフト面まで提案してくれるところを。そんなショップなら、きっとメンテナンスの腕前も確かで、自転車のある快適な生活をバックアップしてくれるはずです。
  2. 気軽に行ける店舗を探すことが重要です。自転車は定期的なメンテナンスが必要な乗り物。そしていつ自転車にトラブルが発生するかわかりません。問題が発生したら気軽に相談して解決できるように、無理なく気軽に行ける場所にあったほうがいいのです。
  3. 何件か自転車屋をまわって、フィーリングの合ったショップを。トラブルやメンテナンスの相談ができるスタッフがいれば、自転車ライフがさらに楽しくなります。イベント参加やサイクリング計画もどんどん相談して、自分の自転車スタイルを築いていきましょう。

次回

第2回は「自転車通勤時のスタイル」と題して、自転車通勤に不可欠なヘルメット、グローブ、快適性を高めるウェアやバックパックなどを紹介します。

<画像提供> ピナレロジャパン

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