「輪行」で自転車の可能性を広げよう:第3回 船や飛行機、バスで「輪行」してみよう

前回は鉄道での「輪行」をご紹介しましたが、「輪行」が可能なのは鉄道だけではありません。他の公共交通機関でも「輪行」が可能な場合もあります。今回は鉄道以外での「輪行」についての情報やノウハウをお伝えします。

船の場合

電車よりもスペース的に余裕がある船では、多くの場合「輪行」は可能です。しかし、そのルールは各社、各路線によりさまざまなので事前に確認が必要となります。袋に収納せず自走可能な状態で運ぶことができる場合もあれば、貨物室に預かりとなる場合もあります。

船は電車以上に揺れる場合があります。貨物室預かりになる場合はもちろんですが、手回り品として持ち込む場合でも、揺れで転倒や破損が起きないように固定できる準備はしておきましょう。また、一部の船では甲板に自転車を乗せて運行する際に海水を被ることもあります。輪行袋に収納しておけば問題ないでしょうが、自走可能な状態で甲板に乗せる場合は海水を被る可能性があるか確認しておきましょう。

飛行機の場合

飛行機の場合、手荷物として機内に持ち込むことはほぼできませんが、カウンターで預けて運んでもらうことは可能です。ただし、小型機では貨物スペースの都合で断れる場合もありますし、中大型機でも輪行袋に収納した状態では預かってもらえず、自転車用の収納ケースが必要となることが多いようです。

飛行機で自転車を運ぶ場合は電車や船以上に交通機関への事前確認が必要でしょう。

TIPS
飛行機に自転車を積み込む場合は、必ずタイヤの空気を抜いた状態としましょう。
飛行機の貨物室は上空で気圧が下がるため、空気を入れたままではパンクしてしまいます。
パンク自体も悲しいことですが、パンクがきっかけで他者の荷物まで破損させてしまうと大事です!

バスの場合

ここでは長距離バスについてご説明します。

残念ながら、長距離バスについては2015年の時点では多くの会社で「輪行」には対応していません。一部の事業者は「輪行」をOKとしていますが、その制限は電車よりも厳格であることが多い様です。(電車ならば前輪を外しただけの解体でOKだが、バスの場合は前後輪を外さないとダメ、など)

バスを利用して「輪行」を考える場合は、利用するバス会社のWebサイトなどで必ず「輪行」の可否とそのルールを事前に確認するようにしましょう。

3回にわたり、「輪行」についてご紹介してきました。
「輪行」は自転車の可能性を広げるとても楽しい移動方法であるため、詳しく説明したWebサイトや体験記なども多数公開されています。

今回の特集で興味を持たれた方は、「輪行」の経験者の情報も参考に、ぜひ「輪行」を体験してみてください!

「輪行」で自転車の可能性を広げよう:第2回 電車で「輪行」してみよう

前回は「輪行」の基礎知識を簡単にお伝えしました。
今回は「輪行」でもっともポピュラーな電車の利用について、詳しくお伝えします。
ルールを学んで、「輪行」を体験してみてください。

JRの場合

「輪行」についてJR各社は統一のルールを持ち、ルール内での持ち込みは無料となっています。

ルールの根拠となるJR各社の手回り品に関する規則の中から「輪行」について記されている部分を抜粋すると、以下の3点がポイントになっていることが分かります。

 


「列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り」

「3辺の最大の和が、250センチメートル以内のもので、その重量が30キログラム以内のものを無料で車内に2個まで持ち込むことができる。」

「自転車にあつては、解体して専用の袋に収納したもの又は折りたたみ式自転車であつて、折りたたんで専用の袋に収納したもの」

一見すると具体的な状況がよく分からない「列車の状況により、運輸上支障を生ずるおそれがないと認められるときに限り」という項目。分かりやすい例を示すと、混雑時には「輪行」が断られることを意味します。混雑時だけでなく交通機関側の判断で輪行NGなさまざまなケースが考えられるため状況に応じて駅員に確認することが必要となります。

「専用の袋に収納」は「輪行」のルールのもっとも大事なポイントです。収納の意味することは自転車が完全に袋の中に収まっていることです。輪行袋を使い、サイズが規定内に収まっているからといっても、ハンドルやサドルなど一部が収納できていなければルール違反となります。また、「専用の袋」と記されているので、仮にきちんと収納されていたとしても、ゴミ袋などはNGです。同様にいくら小さく畳める折りたたみ自転車でも、輪行袋に収納されていなければ持ち込むことはできません。

解体については前回の記事をご覧ください。仮に解体や折りたたみせずにサイズ内に収まる自転車でもあっても、解体や折りたたみができなければ「輪行」はできないことがポイントとなります。

私鉄など

JR各社は統一した輪行のルールを持っていますが、私鉄は各社それぞれのルールで「輪行」を許可しています。有料となる場合もあるので、輪行する場合には事前の確認が必須です。

サイクルトレイン

「輪行」とは少しことなりますが、自転車を分解したり、収納せずにそのまま載せられる場合もあります。観光のためや地域住民の利便性のためなど、目的はさまざまで運行形態も限定された時間のみ、という場合もあります。
サイクルトレインはうまく活用できれば、とても楽に自転車を運ぶことができます。対応している鉄道会社は多くはありませんが、事前に情報収集しておきたいですね。

次回は鉄道以外の公共交通期間についてご紹介します。

「輪行」で自転車の可能性を広げよう

「自転車の日」では自転車の乗り方や交通ルールなど、自転車を安全で快適に乗りこなすための情報をご提供していますが、自転車を楽しむための情報はあまり発信してきませんでした。
今回は自転車を最大限に楽しむために、自転車を公共交通機関で運ぶ「輪行」について3回にわたりご紹介します。

「輪行」を活用し、自転車の可能性を広げてみてください!

「輪行」で自転車の可能性を広げよう:第1回 交通機関に自転車を乗せる「輪行」を活用しよう

「自転車の日」では自転車の乗り方や交通ルールなど、自転車を安全で快適に乗りこなすための情報をご提供していますが、自転車を楽しむための情報はあまり発信してきませんでした。
今回は自転車を最大限に楽しむために、自転車を公共交通機関で運ぶ「輪行」について3回にわたりご紹介します。

「輪行」を活用し、自転車の可能性を広げてみてください!

輪行とは

「輪行」とは、自転車を公共交通機関に手回り品として持ち込み、運送することを示す言葉です。もともとは競輪選手が全国の競輪場を巡るときに、自転車を手荷物として電車に乗せることを「輪行」と呼んでいたのですが、その言葉が一般化され今に至っています。

「輪行」を活用すれば、自走では厳しい遠距離へマイ自転車とともに出かけ、旅先で快適な走行を楽しむことができます。他にも、突然の雨で自走を諦めた場合でも「輪行」で帰宅するなど、「輪行」をうまく使うことで自転車の可能性はさらに広がることでしょう。

輪行のルール

便利な「輪行」ですが、守るべきルールもあります。もともとは全国の競輪場を巡って自走移動する競輪選手とJRとの間で取り決められたルールなのですが、「輪行」が一般にも開放された現在は私たちも以下のルールに従って「輪行」する必要があります。

  • 輪行袋に入れる
    「輪行袋」と呼ばれる専用の袋で自転車がすべて包まれた状態とすること。
    「輪行袋」はさまざまなタイプが販売されています。ロードバイクやクロスバイク向けには前輪だけ外して収納するもの、前輪・後輪ともに外して収納するものなどさまざまです。
    もちろん、折りたたみ自転車用の輪行袋もあります。
    輪行袋に自転車を収納するには、ちょっとしたコツが必要です。
    自転車の種類、輪行袋の種類によって収納方法が変わりますので、収納袋付属のマニュアルやWebなどで収納方法を学んでから収納しましょう。

  • サイズ制限
    縦・横・幅の寸法の合計が250cm以内であること。また、合計が250cm であっても1辺が200cmを超えてはいけません。

  • 分解、折りたたみ
    前輪または前後輪を外して収納するか、折りたたむ必要があります。
    小さい子供用自転車でサイズが規定以下に収まったとしても、分解できなければ「輪行」はできません。
    また、構造上車輪を外すことが難しいシティサイクル(ママチャリ)での「輪行」は事実上不可能です。

以上が「輪行」の基本的なルールです。
ルールは交通機関によって異なる場合があります。詳しくは次回以降で説明しますが、「輪行」を行う際は利用する交通機関のルールを事前に調べることをお勧めします。

必要なもの

「輪行」の基本的なルールをお伝えしましたが、実際の「輪行」には輪行袋以外にも準備しておくべきアイテムがあります。

  • エンド金具
    エンド金具は車輪を外したフォークを保護するものです。車輪を外したフォークに取り付けることで、フォークの変形や損傷を防ぎます。後輪を外した場合、エンド金具はチェーンが絡まることを防ぐ役目も持ちます。

  • チェーンカバー、フレームカバー
    輪行袋に収納した自転車のフレームを保護したり、チェーンによる汚れを防ぐためのカバーです。

  • タオル
    特に保護したい部分を包んだり、汚れを拭いたりと、あると何かと便利です。

  • ベルクロバンド、結束バンド
    外した車輪を固定したり、ハンドルを固定するために使います。
    ベルクロバンドが便利ですが、ない場合は結束バンドでも代用は可能です(あとで切断する手間がかかりますが)。

 
 
以上が「輪行」の基礎知識でした。次回以降は実際に「輪行」する際のルールをお伝えします。

【子供のための自転車の選び方特集】 第2回「子供用自転車の選び方」

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子供用自転車は少しでも安全であることがもっとも大切です。安全な自転車の乗り方をしっかりと教えることがもちろん必要ですが、また自転車の走行に不慣れな子供は思いもかけぬ事故や怪我を起こしてしまうこともあります。自転車そのものに安全のための工夫があることが望ましいでしょう。

今回は安全のための工夫を中心に子供用自転車を選ぶうえでポイントとなる点をご紹介します。

まずは規格に適合していること

反射板

夜間や夕方に車から自転車が視認しやすいよう、最初から反射板が多くついている自転車がおすすめです。とくに子供用自転車は小さいので、普通の自転車よりも見え辛いため反射板は大切になります。また、反射板は泥やひび割れなどで見え辛くなってしまうこともあるため、1つではなく、複数あるとより視認性が増すでしょう。

安全バー

走行に慣れていない子供は転倒や衝突の危険性は大人よりも高いと言えます。そこで、万一衝突・転倒してしまってもケガが最小限となるようにハンドルに安全バーが付いている自転車がお勧めです。

保護者用ハンドル

初めて自転車に乗る子供にとっては、たとえ補助輪がついていても走行に不安を感じるかもしれません。そこで保護者がしっかりと自転車を保持し、走行をサポートできるようなハンドルやバーがついていると保護者も子供も安心できます。このバーは補助輪を外す訓練をするときにも役立ちます。

補助輪なしへ

補助輪なしの自転車走行は子供にとっては人生最初の試練であるかもしれません。補助輪なしに挑んで転んでしまい怪我をした記憶がある方も少なくないのではないでしょうか?

今回はホダカ株式会社からちょっとしたアドバイスを頂いたのでご紹介します。

補助輪なしにチャレンジする場合、いきなり補助輪を外してしまうとどうしても恐怖を感じてしまいます。
そこで練習方法の一つとして、補助輪のついた自転車のペダルを外し、地面を足で蹴って自転車に乗ることで、バランス感覚を養う方法があるそうです。

流れとしては

・「補助輪あり・ペダルあり」で自転車に慣れる
・「補助輪あり・ペダルなし」で補助輪なしの感覚を学ぶ
・「補助輪なし・ペダルあり」で補助輪なしの走行を学ぶ

という順番となります。

この方法ならば、補助輪なしの時点やに慣れたのちに補助輪を外すことができるため、補助輪なしの走行にスムーズに移行できるかもしれません。

但し、自転車のペダルは取り外しを前提としていません。外して練習した後、ペダルを装着する場合はしっかり戻さないと危険です。
ペダルの着脱は、近所の自転車店に相談してみましょう。

取材協力:ホダカ株式会社

   

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【子供のための自転車の選び方】 「子供乗せ自転車の選び方」

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買い物へ連れて行く場合や幼稚園などへの送迎のために二人の子供を自転車に乗せる必要がある場合、子供乗せ自転車を購入する必要があります。子供一人の場合は一般の自転車にチャイルドシートを付けて乗せることできますが、三人乗りは専用に作られた自転車でなければ違反となってしまうからです。
※子供1人をチャイルドシートに乗せ、もう1人を背負う形ならば普通の自転車で3人乗りができると定めた地域もあります。

今回は子供乗せ自転車を選ぶ場合に注意すべきポイントをご紹介します。

まずは規格に適合していること

子供二人を自転車に乗せる場合は、安全基準を満たした自転車であることが法律で求められています。まずは自転車本体に「幼児2人同乗基準適合車」と記載されているか確認をしましょう。適合していない自転車では、たとえチャイルドシートを付けたとしても3人乗りは認められていません。

大事なのは安定性

自転車でもっとも重要なポイントは安全性ですが、子供乗せ自転車では「安定していること」が安全につながる大事なポイントとなります。普通の自転車よりも重くなってしまう上に、ハンドル部分に子供が乗ることになるため、普通の自転車とは乗り心地がだいぶ変わってしまうからです。また、普通の自転車ならば転倒した場合に怪我をするのは自分だけですが、子供乗せ自転車ならば、一緒に乗っている子供も怪我をしてしまいます。

チャイルドシートの位置

子供乗せ自転車では前輪のカゴの部分にチャイルドシートを装着します。ここでポイントとなるのは、その位置です。普通の自転車の場合、カゴは前輪の上に位置していますが、チャイルドシートの場合はハンドルの真ん中あたりにチャイルドシートが位置しています。
これは子供が乗った場合に重心がハンドルの軸の真上となることで安定性を損なわないようにするための工夫です。
普通の自転車のカゴに重い荷物を乗せた場合、ハンドルが意図とは別に動いてしまうこともありますが、そのようなことを避けるためにハンドルの軸の真上にチャイルドシートを置いているのです。

もっとも、チャイルドシートがハンドルの真上に位置しているとはいっても、子供がどう座るかで重心位置は変わってしまいます。子供乗せ自転車を選ぶ際は自転車店で一度お子様を乗せてみて、ハンドル操作が問題なくできるかどうかを確認することをお勧めします。

前輪の大きさ

普通の自転車では前輪と後輪の大きさは同じですが、子供乗せ自転車では前輪が後輪より小さいものもあります。
これは車輪を小さくすることで、チャイルドシートの位置を下げることを狙ったものです。
チャイルドシートの位置が低いことにより子供の乗り降りが楽になるだけでなく、重心も低くなるため安定性が増し、転倒による怪我の危険性の低下にもつながります。

他にも、子供乗せ自転車の中には前輪に合わせて後輪も小さい自転車もありますが、駆動輪である後輪が小さいと走行性能が落ちてしまうため、この点は好みが分かれるところかもしれません。

電動アシスト機能

最近の子供乗せ自転車では電動アシスト機能がついているもの多くあります。これは子供乗せ自転車では、電動アシストの強みが生きるからです。
子供を載せた場合、自転車の重量が重くなってしまい、どうしても走り出しが重く、不安定になってしまいます。しかし、電動アシストならば最初から力を入れずに走り出せるので、安定性が増すのです。

次回

次回は子供が乗る子供用自転車の選び方をご紹介します。

取材協力:ホダカ株式会社
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新しくなった自転車のルールを知っておこう

2013年12月1日、自転車のルールが変わりました

免許が必要なく気軽に乗れる自転車ですが、法律上は軽車両として扱われ、「道路交通法」という法律でさまざまなルールが定められています。この「道路交通法」が2013年12月1日に変わりました。

正確には、法律そのものはもっと前に変わっていましたが、2013年12月1日から施行、つまりルールが適用されるようになったのです。

新しい道路交通法が施行されてから早くも2ヶ月ほど経過しましたが、その間に多くの方が疑問に思ったであろうことを、このトピックでは新しいルールの概要とともにお伝えします。

新しい自転車のルール

まずは12月1日から施行された新しい自転車のルールの紹介です。

自転車の検査等に関する規定の新設
これはブレーキに関するルールです。新しいルールでは「警察官は、内閣府令で定める基準に適合するブレーキを備えていないため交通の危険を生じさせるおそれがあると認められる自転車が通行しているときは、停止させてブレーキを検査できる」ことになりました。

簡単に言えば、ブレーキがなかったり、壊れている自転車に対して警察官がストップをかけられるようになったということです。さらに、警察官はその場で応急措置を命じることもできますし、応急措置ができない場合は、その自転車に乗ってはダメと命じることもできるようになりました。このルールに違反した場合の罰則も作られ、検査を拒否したり、応急措置の命令に違反した場合は5万円以下の罰金が科せられることにもなりました。

軽車両の路側帯通行に関する規定の整備
このルールは、「左側走行」を徹底するものです。正確には、「自転車等の軽車両が通行できる路側帯は、道路の左側部分に設けられた路側帯に限る」とされ、かなり強い表現で左側通行を命じています。
このルールにも、違反した場合は3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金という厳しい罰則が作られています。

第2回に続きます。

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CYCLE AID JAPAN 2013に参加しました

6月は雨が多く、自転車の楽しさが半減してしまう季節ですが、梅雨入り前の最後の晴れ間、6/1,2,8,9の4日間、東北では大規模サイクリングイベント、「サイクルエイドジャパン2013」が開催されました。

スマートサイクリング事務局はサイクルエイドジャパン2013にブースを出展。また、有志メンバーがコースに出走いたしましたので、今回はその模様をレポートします。

サイクルエイドとは

サイクルエイドは2013年で二回目の開催になる大規模なサイクリングイベント。日本では珍しく、会期が4日間と長く、開催地も東北3県に広くまたがっているのが特徴です。

また、参加者の走行距離1㎞ごとに10円が東北復興支援のために寄付されることも、面白い点です。コースを走り切ろう、という気持ち以外に、このひと漕ぎがチャリティとして役立っていると思うとペダルを回すモチベーションにつながるのではないでしょうか。
http://cycle-aid-japan.jp/other/charity/


自分の募金先を選ぶ参加者の皆さん

サイクルエイドは今年もお天気

今年も開催は東北地方の梅雨入り前、6月の第一週、第二週の週末に設定され、全日程ともお天気にも恵まれました。そんな絶好のサイクリング日和の中、「バイシクルライド2013 in 東京」に続き、有志3名が最終日のミドルコース、郡山-福島60キロに挑戦。他の参加者と一緒にコースを巡って汗を流しましたので、まずはその様子をレポートしたいと思います。

素晴らしい景色のコース設定

東京の街並みの魅力を再発見できた「バイシクルライド2013 in東京」とは対照的に、日本の自然の美しさを感じられるコース設定でした。なんと言っても広い空。そしてその空を縁取る山並みの美しさ。この開放的な景色の中で走る快感は、ちょっと写真だけでは伝わらないかもしれません。ご興味のある方はぜひ、来年の大会に参加してみてください。


広い空と緑がまぶしかったです。

充実したコース運営

サイクルエイドでは、コース上や所定のエイドステーションでボランティアの方が、しっかりサポートされていたおかげで、サイクリング初心者の多いメンバーとしても非常に安心して参加することができました。また、約20km毎に設けられたエイドステーションでは、地元東北の美味しいものがふるまわれ、ゴールに向けて最後の腹ごしらえもしっかりできました。


充実のエイドステーションのおかげで腹ごしらえもばっちり

安心のサポート体制

今回の大会は非常に広域にわたるコースでしたが、たくさんのボランティアの方がコース上で道案内をしてくれたおかげで、非常に安心して走ることができました。また、一定間隔ごとに走行スタッフの方が走ってペースメイキングしてくれていましたので、道に迷うことはありませんし、オーバーペースになることも防げるのでサイクリング初心者にはとてもありがたかったです。


初心者が目立つメンバーも安心できるコース運営で、無事に帰ってくることができました。

また、万一の故障に備えて、故障車の修理をするテクニカルサポートや、故障車と参加者をテクニカルサポートまで搬送するau損保のサポートカーも提供されており、まさに万全の体制でした。
http://cycle-aid-japan.jp/concept/safe.html


4日間の間コース上を見守っていたau損保のサポートカー

幸い大きなトラブルはなかったものの、スポークが折れて走行できなくなった参加者と自転車をテクニカルサポートまで搬送し、その場で修理するという現場に立ち会ったメンバーは万全の運営体制を目の当たりにして、非常に感心していました。


コースを走り終えて満面の笑みのスマートサイクリングメンバー

エンターテイメントにとんだグランドフィナーレ会場

その一方、我々スマートサイクリング事務局は最終日6/9、グランドフィナーレ会場にて、スマートサイクリング活動のPRと、自転車保険の周知を目的にブースを出させていただくことができました。今回のフィナーレ会場に選ばれたのは美しい芝生と水辺の景色が美しい四季の里(福島市)。


森と水が美しい四季の里

ステッカーの配布

今回、私たちスマートサイクリング事務局では大会参加の思い出になるような記念品をということで、ステッカーを作りました。今回走った経験をご友人に広めるきっかけにしていただければと思い、自転車や身の回りの物に貼れるように水に強い仕様にしています。

展示ブースで配布していたのですが、大会4日間の日付とゴール会場名が印刷されていることもあり、「記念にいいね。」となかなか好評でしたよ!


完走の記念にスマートサイクリングメンバーの私物PCにも貼ってあります。

今回の出展内容

今回の出展では、ステッカーの配布以外に、au損保サポートカーの実物展示や、その場でタブレットから加入できる自転車保険のPRも行いました。実際に、その場でご加入いただけたお客様もおられました。

また、サイクリングの帰りだったため、クレジットカードをお持ちでなかった参加者の方は加入できず残念そうにされていましたが、(保険の加入の際にはメールアドレスとカードの番号だけは必要なのです。)「気が向いたタイミングで携帯から入れる保険というのは新しいですね。」というご感想をいただきました。


ステッカーや風船を気に入っていただけたようでした。

盛りだくさんだったグランドフィナーレイベント

長い道のりを走りゴールした参加者をお出迎えしたのは、かわいらしいチアリーディングチーム。


チアリーディングチーム、クラップスによるお出迎え

サイクルエイドは毎回スタート、ゴールには趣向を凝らしているのが特徴のようで、他にも、紅白歌手の木山裕策さんの歌あり、M1覇者のサンドイッチマンさんの笑いあり、自転車が当選するプレゼント大会ありと、盛りだくさんのステージがゴール会場では繰り広げられていました。

最後は参加者の皆さんとサンドイッチマンさんで集合写真を撮影。


スペシャルサポーターとして盛り上げてくれたサンドイッチマンさんと参加者の皆さん


ステージ以外でもポケモンブースは大賑わいでした。

また、これだけ盛りだくさんなイベントなせいか、地元からもたくさんの方がお見えになられていました。エンターテイメント性の高い演目の合間に自転車活用推進研究会の疋田さんのスピーチや福島県警の交通安全教室など、自転車のルール・マナーについてしっかりと解説されており、大会参加者だけでなく、地元の方にも自転車のルール・マナーの大切さをご理解いただけたのではないかと思います。


ツーキニストとして知られる疋田さんの安全な自転車生活についてのお話

結び

今回のイベントを通して感じたのは、自転車という乗り物とイベントとの相性についてでした。
自動車よりはゆっくりで小回りが利くため、周りを見回すことができ、徒歩よりも広い範囲をカバーできる、そして、誰でも手軽に乗ることができる自転車という乗り物は、地域を活性化するためのイベントや、間口の広さが肝心となるチャリティイベントと非常に相性がよさそうです。

サイクルエイド事務局の方々の努力の成果ではありますが、会場を訪れた方々の笑顔を見ていて、そう強く感じました。


皆さんの気持ちがこもった寄せ書き

このようなイベントに参加された方や地域の方を通して、皆様に安全で楽しい自転車生活を意識してもらえるよう、スマートサイクリング事務局はこれからもイベントに積極的に参加していきたいと思っています。

特集【安全で快適な自転車通学のために】

国土交通省都市計画調査室のパーソントリップ調査によると、自転車通学をする学生や生徒は東京都市圏で12.1%(平成10年)、金沢都市圏で18.4%(平成7年)、香川・高松都市圏では30.5%(平成11年)に達します。それだけ多くの学生や生徒が通学に自転車を利用しているためなのか、ルールやマナーを守らない危険な走行をよく見かけますし、大切な足であるにもかかわらず、自転車はとても粗末に扱われているようです。
(出典:国土交通省都市計画調査室 都市交通調査概要

そこで自転車通学をする中高生のいる親御さんに向け、自転車通学に適した自転車の選び方や最低限守らせたいルール、いざというときの備えとなる自転車保険などについて全5回の連載でまとめてみました。

第1回 「丈夫で長持ちがいちばん」(2013/04/24)
第2回 「雨天や夜間、盗難に備えた装備を」(2013/05/02)
第3回 「今さらだけど、自転車の乗り方の基本を学ぶ」(2013/05/09)
第4回 「通学路に潜む危険を事前に察知」」(2013/5/28)
第5回 「自転車が加害者になることも。備えとなるのは自転車保険」(2013/7/9)

自転車保険はau損保

【自転車通学特集】 第5回「自転車が加害者になることも。備えとなるのは自転車保険」

増える自転車対歩行者の交通事故

第3回で示した通り、自転車は車道の左端走行が原則。
仮に自転車の通行が認められた歩道であったとしても歩行者が優先で、近くに歩行者がいるときは徐行しなければなりません。
にもかかわらず、われ関せずと疾走する自転車の姿は目に余ります。

結果、交通事故全体が減少傾向にあるなか、自転車対歩行者の事故は10年前との比較では1.5倍、近年でも横ばいが続き(1807件/平成13年→2496件/平成16年→2801件/平成23年)、交通事故全体のなかで占める割合も増しています(18.5%/平成13年→20.8%/平成23年)。

賠償額が5000万円を超える判決も

自転車対歩行者の交通事故で相手が死亡や重い後遺障害を負った場合は、高額の賠償が求められことを肝に銘じましょう。これは加害者が中高生であっても例外ではありません。裁判例ではおおむね中学生以上なら責任能力があるとされ、平成17年の横浜地裁の判決では、事故を起こしたとき高校生だった被告に5000万円の支払いが命じられました。

最新事例(2013/7/17)
小学5年生(事故当時)の男児が下り坂を時速20~30kmで走行して67歳(事故当時)の女性をはね、この女性が意識不明となった事故をめぐる訴訟では、平成25年7月4日に神戸地裁が「自転車の走行方法に関して十分な指導や注意をしていなかった」として、男児の母親に9,520万円の支払いを命じる判決を言い渡したばかりです。(MSN産経ニュースwestより)

いざというときの備えとなる自転車保険

クルマやオートバイを運転する場合は、法律に基づき自賠責保険への加入が義務づけられており、いざという場合に死亡で3000万円、後遺障害だと4000万円までが支払われます。一方、自転車にはそのようなルールがありませんから、前述した高額の賠償金をすべて自己負担で支払わなくてはなりません。本人に責任能力がある場合には、親の監督責任が問われることはまずありません。しかし、わが子が重い負担を抱えてこれからの人生を送るのを、黙って見過ごせる親はいないでしょう。

このような悲劇を招かないためにも自転車保険は重要です。自動車保険と比べて保険料は低額で、被害者への賠償責任や、本人がケガを負って入院・通院したときの費用を補償してくれるものもあります。

おわりに

以上5回にわたり、自転車通学をするお子さんをもつ親御さんの心得を述べてきました。

◆安全で快適に乗るために、自転車の整備を欠かさない
◆自転車はクルマだから、交通ルールやマナーを守るのは当然
◆それでも起きてしまった事故には、自転車保険で対処する

この3点を親子ともども肝に銘じておきさえすれば、お子さんを安心して学校に送り出すことができます。折に触れ、この連載記事をご覧いただければ幸いです。

自転車保険はau損保